“明後日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさって72.0%
あさつて22.0%
みょうごにち4.4%
みやうごにち1.1%
あさッて0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紺屋こうやじゃあねえから明後日あさってとはわせねえよ。うち妓衆おいらんたちから三ちょうばかり来てるはずだ、もうとっくに出来てるだろう、大急ぎだ。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「氣の毒なことに、門前で喰ひ止られて、泣く/\歸つたさうですが、いづれ明後日あさつては御處刑になる小三郎の、助命願ひでせうが——」
ポポーヷ わたくし、ロシヤ語でちゃんと申し上げました、——ただいま持ち合せがございませんから、明後日みょうごにちまでお待ちくださいましと。
内山君うちやまくん足下そくか此位このくらゐにしてかう。さてかくごとくにぼくこひ其物そのもの隨喜ずゐきした。これは失戀しつれんたまものかもれない。明後日みやうごにちぼく歸京きゝやうする。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
明後日あさッて初酉はつとりの十一月八日、今年はやや温暖あたたかく小袖こそで三枚みッつ重襲かさねるほどにもないが、夜がけてはさすがに初冬の寒気さむさが身に浸みる。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)