“日來”の読み方と例文
新字:日来
読み方割合
ひごろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心配、恐懼、喜悦、感慨、希望等に惱まされて從來の病體益〻神經の過敏を致し日來ひごろ睡眠に不足を生じ候次第愚とも狂とも御笑ひ可被下候。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
ばつさりやらかし此烟草入を死骸しがいそば捨置すておき人殺しを富右衞門に塗付ぬりつけ日來ひごろうらみをはらさんとゑみふくんで居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
日來ひごろ快濶にして物に鬱する事などの夢にもなかりし時頼の氣風何時いつしか變りて、うれはしげに思ひわづらふ朝夕の樣ただならず、紅色あかみを帶びしつや/\しき頬の色少しく蒼ざめて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)