“断岸”の読み方と例文
読み方割合
きりぎし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洪水の時にでも、土をさらわれて行ったらしい断岸きりぎしに、楊柳かわやなぎおおきなのが、根を露出して、水のうえへかがみ腰に枝を垂れている——
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
谷にはかけはしを以てすれば、要するに地続きの実が現われるものですけれども、ここの懸崖というものはちょうど、地球と月世界との間の絶対と同じこと、下を見れば見るほど底の知れない断岸きりぎし——
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
峠に立って打見やれば、八面嵯峨さがたる谷の断岸きりぎし
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)