“散滅”の読み方と例文
読み方割合
さんめつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猛猪もうちょちらされるのように四し、散滅さんめつして、手負ておいのかずをふやすばかり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きのう一日で、明智の存在が泡沫ほうまつのごとく、地上から抹殺まっさつされてしまった今朝、その起るときの急なるにおどろいた世人は、ふたたび、その散滅さんめつ呆気あっけなさに、茫然としているふうに見える。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)