“教訓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうくん25.0%
けうくん20.8%
おしえ16.7%
をしへ16.7%
ため8.3%
いましめ4.2%
けふくん4.2%
モラール4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とんだ災難さいなんまねいたがいまさらいたしかたもない。裁判所さいばんしょへ来てごらん、教訓きょうくんになることがあるであろう」
伸一先生しんいちせんせい柔和にうわにして毅然きぜんたる人物じんぶつは、これ教訓けうくん兒童こどもこゝろむにてきしてたのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
お種は、気の置けない弟の前ですら、夫のうわさすることをずるという風であった。夫から受けた深い苦痛——その心を他人に訴えるということは、父の教訓おしえが許さなかった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
成程教訓をしへだ、よしんば新聞記者になれなかつたにしても大学教授にはなる事が出来る。
この前代未聞の自然現象できごとを文章に綴って、それを【*北方の蜂】にでもお載せになったら、(と、ここでまた彼は嗅ぎ煙草を一服やって、)それこそ若い者の教訓ためにもなり
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
このことが絶好の教訓いましめとなって、源空は仏道に精進し、そのため次第に位置も進み、やがて一箇寺の住職となり、老年となるや高僧として、諸人に渇仰かつごうされるようになったが
一枚絵の女 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
屠蘇とそましながら、言葉ことばしづかにつてかした教訓けふくんけつしてめづらしいせつではなかつたのです。すこ理窟りくつならべるをとこならだれでもることなんでした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
そこから理屈フィロソフィーが生まれたり教訓モラールが組み立てられたりする。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)