“振動”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふりうご66.7%
しんどう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火は附いていないから、火傷やけどはさせぬが、夢中で取られまいと振動ふりうごかす、小児こどもは手を出す、飛車をげる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
歩行あるくに連れて、烏の形動きまとふを見て、次第に疑惑うたがいを増し、手を挙ぐれば、烏も同じく挙げ、そで振動ふりうごかせば、ひとしく振動かし、足を爪立つまだつれば爪立ち、しゃがめば踞むをすかながめて
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しかしながら大地震だいぢしんになると、初期微動しよきびどうでもけつして微動びどうでなく、おほくのひとにとつては幾分いくぶん脅威きよういかんずるようなおほいさの振動しんどうである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
初期微動しよきびどう主要動しゆようどう比較ひかくしてだいなるはやさをつてゐるが、しかしながら振動しんどうおほいさは、反對はんたい主要動しゆようどうほうかへつてだいである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)