“挙句”の読み方と例文
旧字:擧句
読み方割合
あげく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度こそこの鼻蔵人がうまく一番かついだ挙句あげく、さんざん笑い返してやろうと、こう云う魂胆こんたん悪戯いたずらにとりかかったのでございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ホースを漏れる水の為に、雨降り挙句あげくの様な泥道を、右往左往うおうさおうする消防夫達に混って、狂喜の一寸法師がチョコチョコと走り廻った。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その挙句あげくには王室に関係していたものはすべて処刑されることになり、ラヴォアジエもまた王室の収税管理人であったとうので
ラヴォアジエ (新字新仮名) / 石原純(著)