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指端
ふりがな文庫
“指端”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆびさき
72.7%
したん
27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆびさき
(逆引き)
指端
(
ゆびさき
)
の痛くなるほど力を入れてそれを
外
(
はず
)
し、雨戸へ手をかけたが、
得体
(
えたい
)
の知れない怪物が戸の外に立っているような気がするので、
恐
(
こわ
)
ごわ開けた。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
それは
丁度
(
ちょうど
)
人間
(
にんげん
)
が
平地
(
へいち
)
を
駆
(
か
)
けると
同
(
おな
)
じく、
指端
(
ゆびさき
)
一
(
ひと
)
つ
触
(
ふ
)
れずに、
大木
(
たいぼく
)
の
幹
(
みき
)
をば
蹴
(
け
)
って、
空
(
そら
)
へ
向
(
む
)
けて
駆
(
か
)
け
上
(
あが
)
るのでございますが、その
迅
(
はや
)
さ、
見事
(
みごと
)
さ、とても
筆
(
ふで
)
や
言葉
(
ことば
)
につくせる
訳
(
わけ
)
のものではありませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
指端(ゆびさき)の例文をもっと
(8作品)
見る
したん
(逆引き)
耳は火のようにほてり、
鼓動
(
こどう
)
は高鳴り、
電鍵
(
でんけん
)
を握る
指端
(
したん
)
にはいつの間にかシットリと
油汗
(
あぶらあせ
)
が
滲
(
にじ
)
み出ていました。
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
指端
(
したん
)
を弄して低き音の
縷
(
いと
)
のごときを引くことしばし、突然中止して
船端
(
ふなばた
)
より下りた。自分はいきなり
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
指端(したん)の例文をもっと
(3作品)
見る
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“指”で始まる語句
指
指環
指図
指揮
指輪
指頭
指貫
指示
指金
指物師
“指端”のふりがなが多い著者
浅野和三郎
田中貢太郎
国木田独歩
石川啄木
海野十三