“拮据”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっきょ80.0%
きつきよ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氏は拮据きっきょ十余年かれの仕事に没頭して、千数百枚にのぼる『循環論証の哲理』と、約六百余枚にわたる『錯覚自我説』と更に驚くべき創作とを完成させていたことを知ったのである。
錯覚自我説 (新字新仮名) / 辻潤(著)
それ、余がこのことに拮据きっきょするや、ここに十年の星霜を経過すといえども、生来才学拙劣、究索その功を見ず。これに加うるに近年業務多端、もっぱら力をその一事に尽くすあたわず。
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
其後に至りて所謂拮据きつきよ二十余年改刪かいさん補正幾回か稿を改めしは固より疑ふべからずと雖も筆を落すの始より筆を
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)