“拠地”の読み方と例文
読み方割合
きょち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「味方には、大事な防禦ぼうぎょの線。敵がれば、攻め入るに有利な一拠地きょち。——守将、中根正照を苦戦におちいらすな」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひきいてこれに参るとせば、この拠地きょちは、いよいよ不利となりましょう。いまのうちに、ぜひとも、他のよき場所へ、御陣替えねがわしく、御秘策もあることとは存じますが……
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)