“拠処”のいろいろな読み方と例文
旧字:據處
読み方割合
よんどころ80.0%
よりどころ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この夏、拠処よんどころない事情があって、箱根蘆ノ湖畔三ツ石の別荘で貴様の母を手にかけ、即日、東京検事局に自訴して出た。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
派出婦をしていたころ男に押えつけられれば拠処よんどころなくその意に従った。真面目まじめな人から説き勧められれば嫁にも行った。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そういうことは皆間違いで一つも拠処よりどころがない。