“折檻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっかん87.5%
せつかん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして後ではたまらない淋しさに襲われるのを知りぬいていながら、激しい言葉をつかったり、厳しい折檻せっかんをお前たちに加えたりした。
小さき者へ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「さて誰袖の折檻せっかんも今日はこのくらいにして置いて、次の処刑しおきに移ろうかい。やいやい加藤次、白萩しらはぎめをもっと縁近く曳いて参れ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
の一のかはをがれたために可惜をしや、おはるむすめ繼母まゝはゝのために手酷てひど折檻せつかんけて、身投みなげをしたが、それのちこと
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「二日二晩に及ぶ折檻せつかんの後、奧樣には、よく/\思ひさだめたものと相見え、昨夜、——深更しんかう、見事に生害してお果てなされた」