“扶桑略記”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふさうりやくき50.0%
ふそうりゃっき33.3%
ふそうりゃくき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此様な不祥のある度に威を張るのは僧侶巫覡ふげきで、扶桑略記ふさうりやくきだの、日本紀略だの、本朝世紀などを見れば、いとはしいほど現世利益を祈る祈祷が繰返されて
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
扶桑略記ふそうりゃっき』の裏書延長五年四月二十三日の条に、京の北山に生じたというのは、行人ことごとく取りて荷に満つれども、数日尽きずとあるからいよいよ伝説に近い。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
西金堂に十大弟子や神王の像が安置せられたことは『扶桑略記ふそうりゃくき』『元亨釈書』等のひとしく伝えるところであるが、しかし後代に存していた十大弟子八部衆が額安寺がくあんじの古像を移したものであって
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)