“払拭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふっしょく81.8%
はら9.1%
ほっしき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郭淮かくわいの進言に面目をとどめた張郃ちょうこうは、この一戦にすべての汚名を払拭ふっしょくせんものと、意気も新たに、五千余騎を従えて、葭萌関かぼうかんに馬を進めた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小生の左様そう考える訳は、屍体は煤や灰で、ひどく汚れて居るが、之を綺麗に払拭はらって視ると、肌の色が、屍体と思われないほど、鮮紅色あかみがかって紅光灼々つやつやとして居ることだ。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
「身は是れ菩提樹ぼだいじゅ、心は明鏡台めいけいだいの如し。時々に勤めて払拭ほっしきせよ。塵埃じんあいかしむることなかれ」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)