“打合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちあは18.8%
うちあはせ18.8%
うちあわ12.5%
うちあ12.5%
うちあい6.3%
うちあひ6.3%
うちあへ6.3%
うちあわせ6.3%
たゝきあ6.3%
ぶつか6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大使命だいしめいやくわたくし武村兵曹たけむらへいそうとにさだまると、本島ほんたうのこ櫻木大佐等さくらぎたいさら吾等われら兩人りようにんとのあひだには、きはめて細密さいみつなる打合うちあはせをえうするのである。その打合うちあはせはうであつた。
二人は、明日の現地調査について打合うちあはせをしました。住民の代表者を呼び集めて、この地方の経済事情を聴き取るといふことになつてゐます。
けむり(ラヂオ物語) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
S、H京都けうとからたT連中れんちうが、どこかでつてゐるといふので、夫人ふじんなに打合うちあわせをして、すこまえかえつてつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
お互に痛くないように大造たいそうな剣幕で大きな声で怒鳴どなっ掴合つかみあ打合うちあうだろう。うするとその辺の店はバタ/\片付けて戸を締めて仕舞うてひっそりとなる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
雨の中で打合うちあいが始まり、大の男が女をとらえて蹂躙ふみにじります様子が烈しいゆえ、見兼て丹治殿が突然いきなり女を連れて逃げようとする仁助の横鬢よこびんつ、たれて仁助はよろける途端
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
見るより三加尻茂助は飛退とびすさおのれ重四郎助太刀の案内あんないするといつはりて此所へ我々を引出しだまうち卑怯至極ひけふしごくなり其儀ならばと一刀引拔討て掛るを重四郎心得たりと身をかはし二うちうち打合うちあひしがすき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
事共なさず半四郎は力に任せて打合うちあへども死生知らずの雲助ども十七八人むらがり立此方は助る味方もなく只一人の事なれば大力無双の身なれども先刻せんこくよりの打合に今は勢根せいこん盡果つきはてたれば傍邊かたへあぜ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いずれ長崎のせがれ壹岐の方から打合うちあわせのあったものと見えて、その隠居が従兄の藤本をよびに来て、隠居の申すに、諭吉を呼還よびかえせ、アレが居ては倅壹岐の妨げになるから早々そうそう呼還せ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
見損なやアがったか間抜野郎と云うと、剣術遣いが、おや畜生ちくしょうなんだ此の唐偏木とうへんぼくめ、貧乏をしているから助けて遣ろうというのだ、生意気な事をぬかしゃアがるなと云うので打合たゝきあいが始まる
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
がちゃんと烈しく打合ぶつかる音が聞えました。
死者の権利 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)