“才貌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいぼう66.7%
きりょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢野文雄やのふみお小野梓おのあずさと並んで改進党の三領袖りょうしゅうとして声望隆々とした頃の先夫人は才貌さいぼう双絶の艶名えんめいを鳴らしたもんだった。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あらためて申すまでもなく、才貌さいぼうともにおうるわしく気高い武子姫に、御縁談の申込みは、すでに方々から集まっていました。中にも、先ず指を折られるのは、東本願寺の連枝(法主の親戚しんせき)の方でした。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「お前さんのような才貌きりょうで、なぜ十七になるまでお嫁さんをもらわないね。嬰寧もまだ約束もないし、まことに良い似合だが、惜しいことには身内という、かかわりがあるね。」
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)