“手跡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅせき59.3%
しゆせき25.9%
14.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯父秋月は容易に油断をしないから、神原の方へ引込まれるような事もあるまいが、何の文だろう、何者の手跡しゅせきだか頓と分らん、はてな。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さるころはがきにて處用しよようと申こしたる文面ぶんめんおとことほりにて名書ながきも六ざうぶんなりしかど、手跡しゆせき大分だいぶあがりてよげにりしと父親ちゝおやまんより
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「矢張り親分の仰しやつた通り、百兩出せと言つて手紙が來ましたよ、少し手跡が違ふやうでしたが相變らず鼻紙へ書いたまづい字で」