“手沢本”の読み方と例文
読み方割合
しゅたくぼん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書籍は英文のものは初よりあらたに買うことを期していたが、漢書は弘前から抽斎の手沢本しゅたくぼんを送ってもらうことにした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
抽斎遺す所の手沢本しゅたくぼんには、往々欄外書のあるものを見る。此の如き本には『老子』がある。『難経なんけい』がある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
籒、ちゅう、抽の三字は皆相通ずるのである。抽斎の手沢本しゅたくぼんには籒斎校正の篆印てんいんほとんど必ずしてある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)