“手伝”のいろいろな読み方と例文
旧字:手傳
読み方割合
てつだ46.5%
てつだい27.9%
てつだひ4.7%
てつど4.7%
てづた4.7%
てご2.3%
てつだえ2.3%
てつで2.3%
てつでえ2.3%
ヘルプ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうしてどうして、おまえなんぞに手伝てつだってもらえるものか。なわをといてやったら、手伝てつだうどころか、すぐげてってしまうだろう。」
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
橋の上に立って居るよりわたしの家に来て商売の手伝てつだいをしないかと云うた。立ン坊も彼女の顔を見て居たが、手伝しましょうと云うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
べつ私等わしら相談さうだんたつしやるにおよぶめえが、奥様おくさまのおうへぢや、出来でき手伝てつだひならずにはられぬで、としこうだけも取処とりどこがあるなら、今度こんどつくらつしやるに助言ぢよごんべいさ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
種吉は残念だった。お辰は、それみたことかと種吉をあざけった。「わてらに手伝てつどうてもろたら損や思たはるのや。誰がびた一文でも無心するもんか」
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
えゝ気の利かぬ奴らだな、手伝てづたえというのではない、何をまご/\してるのだ、かねて貴様たちに言付けて置いたではないか
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「マアそう云わんと、ちょっとやっつかわせ。手伝てごうするもんはいるんじゃけに……」
猫車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
杢「有難ありがたえ、こんな手伝てつだえしなけりゃアうめえ物が食えねえから」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
当分手伝てつでえに来たのさ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それからまアやっとのこっ因幡町いなばちょうの棟梁のとけえ転がり込んだが、一人前いちにんめえ出来た仕事も身体が利かねえから宰取をして、今日始めて手伝てつでえに出て、うして妹にうと云うなア不思議だ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『GOOD! どうせお前なんかどこへ行ったっておんなじなんだろう。どうだ、俺んとこへ来て手伝ヘルプしないか。』