“或人”の読み方と例文
読み方割合
あるひと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或人あるひとは今の別府は南の方に僻在へきざいしている、亀川の東にある実相寺山を中心として、大きな泉都せんとを建設せなければならぬといっている。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
或人あるひとは、大女のくつを女中がみがいてゐるのを見たと言ひます。その靴は、ちやうど乾草ほしくさをつんだ大きな荷車ほどあつたといふ話です。
虹猫の大女退治 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
或人あるひととふていはく、雪のかたち六出むつかどなるはまえべんありてつまびらか也。雪頽なだれは雪のかたまりならん、くだけたるかたち雪の六出むつかどなる本形ほんけいをうしなひて方形かどだつはいかん。