“成熟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいじゆく44.4%
せいじゅく22.2%
でき11.1%
じょうじゅく11.1%
ませ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みな成熟せいじゆくしたかひばかりで、未成熟みせいじゆくのものがなく、また二枚貝にまいがひ一方いつぽうだけのものがおほいことなどがわかりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
思想しそう人間にんげん成熟せいじゅくたっして、その思想しそう発展はってんされるときになると、その人間にんげん自然しぜん自分じぶんがもうすでにこの輪索わなかかっているのがれるみちくなっているのをかんじます。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
あれもそれ中途ちうと盲目めくらつたんだから、それまでにはたらいて身體からだ成熟できてるしおめえもつてるとほりあんで仕事しごと出來できるしするもんだから
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
簪纓しんえいなげうち棄て、耀かがやける家柄をも離れ、木の端、竹のきれのような青道心あおどうしんになって、寂心のもとに走り、其弟子となったのは、これも因縁成熟じょうじゅくして其処に至ったのだと云えば、それまでであるが
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ひねこびた娘は成熟ませた顔をして云った。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)