“意趣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしゅ83.3%
いしゆ10.0%
いし3.3%
むね3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかくに意趣いしゅも遺恨もない人間を七人までも斬ったと云うのは、考えてもおそろしい事です。気が狂ったに相違ありますまい。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
格別に受居しこと成れば勿々なか/\以て意趣いしゆ意恨いこんなど有べき樣御座なく候により私しに於て更々さら/\うらみとは存じ申さず候ついては格別の御慈悲じひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たれも他に知る気遣いは有るまいと思いましたが、実はお千代に恋慕を云いかけたをはじしめられた恋の意趣いし、お千代の顔に疵を付け、縁付えんづきの出来ぬようにと存じまして、家の宝を自分で毀し
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お家の習はしは神さまの御意趣むねと思ひつかはされませ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)