“悉達多”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したあるた25.0%
しったるた25.0%
しつだつた25.0%
シッタルタ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「支那の哲人たちののちに来たのは、印度インドの王子悉達多したあるたです。——」
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
悉達多しったるたは王城を忍び出た後六年の間苦行した。六年の間苦行した所以ゆえん勿論もちろん王城の生活の豪奢ごうしゃを極めていたたたりであろう。その証拠にはナザレの大工の子は、四十日の断食しかしなかったようである。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
悉達多しつだつたは王城を忍び出た後六年の間苦行した。六年の間苦行した所以ゆゑんは勿論王城の生活の豪奢を極めてゐた結果であらう。その証拠にはナザレの大工の子は、四十日の断食しかしなかつたやうである。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これは天竺の迦毘羅衛カビラバスツ城主の子で悉達多シッタルタといい、のちに釈迦牟尼しゃかむにと呼ばれた人間の摸像でございましょう、だがその天竺の一城主の子が、われらにとってなんだというのです
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)