“息吹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぶ49.3%
いぶき49.3%
いき1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アンナ・セルゲーヴナの様子は見る眼もいじらしく、その身からは、しつけのいい純真な世慣れない女性の清らかさが息吹いぶいていた。
それ以来この家には住む人もなく、すべて生命の息吹いぶきを伝える人のなくなった住居に見られるとおり、しだいに荒廃に帰してしまった。
マダムは真白いベッドの中に落ち窪んだように寝、蒼白な額にはベットリと寝汗をかいて、荒い息吹いきが胸の中で激しい摩擦音をたてていた。