“怨念”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんねん89.2%
うらみ5.4%
をんねん5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡き勝家の怨念おんねんをなぐさめ、しずたけ中入なかいりの不覚の罪を、ひたすら詫びせん心底なり——と、平然として云い払うのでありました
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ですけどお嬢様、今になって考えてみると、あの時私が——怨念うらみも意地も血筋もない私が、何故どうしてああ云う処置に出たのだろうと、自分で自分が判らないので御座いますのよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
噫、永遠のすまうどよ、噫、怨念をんねんのはらからよ。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)