“急度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっと88.9%
きつと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえ木綿たりとも花美高価のものを取扱い致すまじく、相背く者これ有るにおいては不便ふびんながら政事には替え難く、急度きっと申渡す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
精米所の主人は、月に一度くらいは急度きっと蠣殻町かきがらちょうの方へ出て来るのであったが、その時は上さんと子供をつれて来ていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
もらひ請其儘我が家へもどり翌日返書は小夜衣へとゞけしが此機について何か一仕事しごとありさうな物と心の内に又もや奸智をめぐらして急度きつと一ツの謀略はかりごと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申立てしも今聞とほりなり眞直まつすぐに申立よ此上つゝかくすに於ては急度きつと申付るぞと聞て善右衞門ヘイ明白めいはくに申上ます私しは然樣さやうなる者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)