“忙殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうさつ62.5%
ばうさつ18.8%
ぼうさい18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日中、秀吉の身辺は、かれのさしずを待つ奉行や留守居の将や、また遠国からの使者や、祐筆ゆうひつや、近習の取次などに、忙殺ぼうさつされていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
嫁入よめいり支度したく忙殺ばうさつされるのみならず、屹度きつと貧殺ひんさつされるだらうとかはなしになると、子供こどものない宗助そうすけみゝには夫程それほど同情どうじやうおこなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
なぜこれほどの地面をむなしく明けておくかは、家屋の発展に忙殺ぼうさいされつつある東京ものの眼には即時の疑問としておこる訳であるが
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)