“必須”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっす88.9%
ひっしゅ5.6%
ひっすう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはわれわれの言語を組み立てている因子の中でも最も重要な子音のあるものの発音に必須ひっすな器械の一つとして役立つからである。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
この心持は「失踪しっそう」の主人公種田順平が世をしのぶ境遇を描写するには必須ひっしゅの実験であろう。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
放心ほうしんと無邪気とは余裕を示す。余裕はにおいて、詩において、もしくは文章において、必須ひっすうの条件である。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)