“心裏”の読み方と例文
読み方割合
しんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれえずあるものさがすやうなしか隱蔽いんぺいした心裏しんりあるものられまいといふやうな、不見目みじめ容貌ようばう村落むらうちさら必要ひつえうやうやげんじてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
吾人の心裏しんりに往来する喜怒哀楽は、それ自身において、吾人の意識の大部分を構成するのみならず、その発現を客観的にして
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いかな明敏な人でも、君と僕だけ境遇が違っては、互いに心裏しんりをくまなくあい解するなどいうことはついに不可能事であろうと思うのである。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)