“微睡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まどろ75.0%
まどろみ12.5%
びすい4.2%
びすゐ4.2%
まどろん4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海は紺碧の色をして、とろりと微睡まどろんでいる。濡れた肌にほどよく海風うみかぜが吹きつけ、思わずうっとりとなる。どうも、これは退屈だ。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「やはり少し汽車に疲れたようだ。」とそう云った叔父は、あの室で毛布にくるまり乍ら白日まひる微睡まどろみをソファアの上に貪っているらしい、と彼は思った。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
北沢は椅子に腰かけて食後の微睡びすいをして居たので、これ幸いと、うしろにしのび寄り、自分のピストルで射殺し、たおれるのを見すまして、手にそのピストルを握らせ、それから机の抽斗から
闘争 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
小さい精神の疲れがくわうとした数分時の微睡びすゐに自分を誘ひ入れた。そこへ
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
語り終り、其の枕許で椅子によったまま微睡まどろんで居ると、何か異様な叫び声が微かに聞こえた様に思いましたが其の声が彼長三の死に際の悲鳴でしたな
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)