“御膳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごぜん63.0%
おぜん33.3%
おもの1.9%
みけ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がないものだから、ついおそくなりまして御氣おきどくです。すぐ御膳ごぜんいたしませう。しかしこんなところだからげるものがなくつてこまります。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
四月の十四日——父の命日には、年々床の間に父の名の入つた石摺いしずりの大きなふくをかけて、机の上に位牌と御膳おぜんを据ゑて、お祭をした。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
この嶋にはぶられて、九一高遠たかとほが松山の家にくるしめられ、日に三たびの九二御膳おものすすむるよりは、まゐりつかふる者もなし。
広瀬の川合に称辞たゝへごと竟へ奉る、皇神の御名を白さく、御膳みけ持たす若宇加ノ売ノ命と御名は白して、此の皇神の前に辞竟へ奉らく。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)