“御懷”のいろいろな読み方と例文
新字:御懐
読み方割合
おなつか33.3%
おんなつかし33.3%
ふところ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
來りしやまづ此方こなた這入はいられよと云ふに初瀬留は御免成ごめんなされと戸口を入り漸々やう/\むね撫下なでおろし餘りの御懷おなつかしさに今宵こよひくるわ逃亡かけおちして此處へ來りしと物語ものがたりなど彼是なす中程なく夜もあくるにぞ喜八は起出おきいで引窓ひきまど
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きつと御顏を見上げ居たりしが、『久しく御前にとほざかりたれば、餘りの御懷おんなつかししさに病餘の身をも顧みず、先刻遠侍とほざむらひに伺候致せしが、幸にして御拜顏の折を得て、時頼身にとりて恐悦の至りに候』
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
この時に當りて、その御髮みかみぬかに結はせり。ここに小碓をうすの命、そのみをば倭比賣やまとひめの命御衣みそ御裳みもを給はり、たち御懷ふところれていでましき。