“御名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みな68.2%
おんな27.3%
おな3.0%
ぎょめい1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君が御名みなさちの井の、ゐどのほとりの常磐木ときはぎや、落葉木らくえふぼく若葉わかばして、青葉あをばとなりて、落葉おちばして、としまた年と空宮くうきうに年はうつりぬ四十五しじふいつ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
表紙の撫子なでしこに取添えたる清書きよがき草紙、まだ手習児てならいこの作なりとてつたなきをすてたまわずこのぬしとある処に、御名おんなを記させたまえとこそ。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これを見なさい、何と書いてある、奥平大膳大夫おくだいらだいぜんのたいふ御名おながあるではないかと大造たいそうな権幕だから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
竜之助の思い浮ぶ知識はこれだけのもので、その七代のうちにどのお方が女帝におわしまし、その御名ぎょめいをなんと申し上げたかというところまでは届かないのです。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)