“御会釈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごえしゃく83.3%
ごゑしやく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あいや、主人秀吉様を、越水おちみずにお待ち願ってあるので、御都合のみを伺って、すぐ引っ返したいのです。御会釈ごえしゃくは、略して欲しい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんの御会釈ごえしゃくに及びましょう。おんもてなしはわたくしどもの役目、何事も不行届きで申し訳がござりませぬ。この頃の春の日の暮るるにはまだひまもござりましょう。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
但しそのころも既に多少の文名ありしかば、十句中二三句づつ雑詠にるは虚子きよし先生の御会釈ごゑしやくならんと思ひ、少々尻こそばゆく感ぜしことを忘れず。
わが俳諧修業 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)