“彼子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あれ87.5%
かれ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは本当これは嘘であるというたそうだ、だから彼子あれは確かに化身に相違ないというような説が俗人社会に行われて居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
何だとてそばへゆけば、まあ此処へお座りなさいと手を取りて、あの水菓子屋で桃を買ふ子がござんしよ、可愛らしき四つばかりの、彼子あれ先刻さつきの人のでござんす
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふむ、大村耕作といつたな、なるほど忘れてゐた、さうだ、それだ。では彼子かれは国にゐた時分、七八歳だつたから、僕の顔を
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)