“彳立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
50.0%
てきりつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は外套を脱ぐとすぐ鏡の前に彳立って、美しい姿に自らを満足させようとした。鏡を見るや否や彼女はにわかに叫んだ。
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
るページには天鵞絨びろうどの背広服を着て男装した写真がある。次をめくると薄いコットン・ボイルの布を身にまとって、彫像のごと彳立てきりつしている姿がある。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)