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弾傷
ふりがな文庫
“弾傷”の読み方と例文
読み方
割合
たまきず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまきず
(逆引き)
幻でもなければ夢でもない! 今一匹の大熊が、脚に
弾傷
(
たまきず
)
を負いながら、既に血迷った見えぬ眼で、数馬に向かって飛びかかった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
伸びる盛りの肉体だった、武蔵の
弾傷
(
たまきず
)
がすっかり
癒
(
なお
)
る頃には、又八はもう
薪
(
まき
)
小屋の
湿々
(
じめじめ
)
した暗闇に、じっと
蟋蟀
(
こおろぎ
)
のような辛抱はしていられなかった。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
棒に縛られて舁がれてゆくこの高雅な山の
幸
(
さち
)
は、まるで童話の中の不仕合せな王子のやうに慎ましく、痛ましい
弾傷
(
たまきず
)
は見えなかつたけれど、いかめしい角のある首が変なところへ挟まつたまま
測量船
(新字旧仮名)
/
三好達治
(著)
弾傷(たまきず)の例文をもっと
(5作品)
見る
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“弾”で始まる語句
弾
弾丸
弾機
弾正
弾劾
弾条
弾力
弾痕
弾薬盒
弾手
“弾傷”のふりがなが多い著者
佐々木味津三
三好達治
国枝史郎
吉川英治