“廉立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどだ80.0%
かどた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして黒い上衣と光るシルクハットとのために、綺麗に髯を剃った、秘密らしい顔が、一寸廉立かどだった落着を見せている。
すぐに出張して見ると、水兵は別にこれと云う廉立かどだった暴行をしてはいない。しかし神社仏閣ぶっかくに不遠慮に立ち入る。人家に上がり込む。女子をとらえて揶揄からかう。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
伊達家では上屋敷を廉立かどたつた時に限つて使つたものらしく、綱宗の代には上屋敷が桜田にあつて、丁度今の日比谷公園東北隅の所であつたが、綱宗は上使を受ける時などに
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)