“庭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわ60.5%
には35.7%
てい1.9%
0.5%
ナア0.5%
おほば0.5%
ホオフ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、老人ろうじんこころざしとならなかったばかりか、B医師ビーいしは、老人ろうじんきだったらしいすいせんを病院びょういんにわえたのでありました。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
月は一庭のじゆらし、樹は一庭の影を落し、影と光と黒白こくびやく斑々はん/\としてにはつ。えんおほいなるかへでの如き影あり、金剛纂やつでの落せるなり。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
〔評〕南洲壯時さうじ角觝かくていを好み、つねに壯士と角す。人之をくるしむ。其守庭吏しゆていりと爲るや、てい中に土豚どとんまうけて、掃除さうぢよこととせず。
そろへ出た。武家にはどこにもある空地である。忠盛はもう馬上にあった。清盛の参加をみとめると、すぐ木工助家貞に門をひらかせ、先に立った。清盛の馬もつづく。
舞ふのは勿論、右のあしゃげナアと言ふ建て物の外の広場でゞある。又、唯あしゃげとばかり言ふ建て物がある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
乙酉きのととり、天皇皇后及び草壁皇子尊くさかべのみこのみこと大津皇子おほつのみこ高市皇子たけちのみこ河島皇子かはしまのみこ忍壁皇子おさかべのみこ芝基皇子しきのみこみことのりしてのたまはく、れ今日なんぢ等とともおほばちかひて、千歳の後に事無からむとほりす。奈之何いかに
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
案内あない知りたる少女に引かれて、巨勢は右手めてなる石段をのぼりて見るに、ここは「バワリア」のホオフといふ「ホテル」の前にて、屋根なき所に石卓いしづくえ椅子いすなど並べたるが
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)