“常闇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこやみ78.1%
トコヤミ18.8%
じょうあん3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四日間の労役は楽しかったが、それが終ると、わし達はまた、以前の常闇とこやみの沼みたいな牢へ帰って、盲の魚のようにうようよしていた。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
而も其子孫に言ひ及して居ない処から見れば、一般の万葉人の為には、やはり常闇トコヤミの「ははの国」が、横たはつて居るばかりだつたものであらう。
万葉びとの生活 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
八十一 へやの中には充分の電燈がある、けれど夜にも昼にも、なす仕事が絶無である、電気を消してしまえば常闇じょうあんの境となるのだ。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)