“常盤木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ときわぎ76.5%
ときはぎ23.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぎひだりけずったようなたかがけ、そこらじゅうには見上みあげるような常盤木ときわぎしげってり、いかにもしっとりと気分きぶんちついた場所ばしょでした。
うす緑色の木の葉も見えれば、真蒼まっさお常盤木ときわぎの色も見えている……しかし人影は見えなくて静かな初夏の真昼である。
稚子ヶ淵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ともするとまた常盤木ときはぎ落葉おちばする、なんともれずばら/″\とり、かさかさとおとがしてぱつと檜笠ひのきがさにかゝることもある、あるひ行過ゆきすぎた背後うしろへこぼれるのもある
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
陰気な常盤木ときはぎばかりが立て込んで
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)