“差配”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さはい77.3%
おおや22.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らばとつて、一寸ちよつとかへるを、うけたまはりまするでと、一々いち/\町内ちやうない差配さはいことわるのでは、木戸錢きどせんはらつて時鳥ほとゝぎするやうな殺風景さつぷうけいる。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むずかしいけれど、二人で死ぬことに比べれば、やってみる値打はあるでしょう、あたしすぐ差配さはいさんに相談してみるわ。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
構わず談じようじゃあねえか、十五番地の差配おおやさんだと、昔気質かたぎだからいんだけれども、町内の御差配ごさいはいはいけねえや。羽織袴でステッキ
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
作平頼む、と差配おおやさんが置いてかれた。かしこまり奉るで、昨日きのうそれが出来て、差配さんまで差出すと、すぐに麹町のおやしきとやらへかしった。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)