“差添”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしぞえ42.9%
さしそ21.4%
さしそえ14.3%
さしそへ7.1%
さしそひ7.1%
さしぞへ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風呂敷包のなかから南蛮鍜なんばんきたえの鎖帷子くさりかたびら筋金すじがねの入りたる鉢巻をして、藤四郎吉光とうしろうよしみつの一刀にせき兼元かねもと無銘摺むめいすり上げの差添さしぞえを差し、合口あいくちを一本呑んで
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ぶんだけは、鰐皮わにがは大分だいぶふくらんだのを、自分じぶん晝夜帶ちうやおびから抽出ひきだして、袱紗包ふくさづつみと一所いつしよ信玄袋しんげんぶくろ差添さしそへて
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
祖五郎は早速麻上下あさがみしもで役所へ出ますと、家老寺島兵庫差添さしそえの役人も控えて居り、祖五郎は恐入って平伏して居りますと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
とりなし申せど何分村方にて聞濟きゝずみくれ申さず是とても差添さしそへの者へおたづね下さらば相分り申べくと申立けるに大岡殿また勘右衞門喜兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
するもあり彌々當日に相成ければ名主町役人差添さしそひにて屑買くづかひ一同南町奉行所の腰掛こしかけ相揃あひそろやがよび込に隨ひ白洲しらす這入はひりかたはらを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
明日召連めしつれべく旨忠兵衞并に差添さしぞへの町役人へ申渡され白洲しらすは引けければ忠兵衞は心も空に立戻り云々しか/″\なりと長庵が言掛いひかけし事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)