“巨椋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぐら55.6%
おほくら33.3%
おおくら11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巨椋おぐらの池の堤に出たときは、戦場の銃声も途絶えて、時々思い出したように、大砲おおづつの音がかすかにきこえてくるだけだった。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
巨椋おほくら入江いりえとよむなり射部人いめびと伏見ふしみ田居たゐかりわたるらし 〔巻九・一六九九〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
巨椋おおくらの入江は山城久世郡の北にあり、今の巨椋おぐら池である。「射部人いめびと」は、鹿猟の時に、隠れ臥して弓を射るから、「伏」につらねて枕詞とした。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)