“岸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きし83.6%
ぎし12.5%
がん1.6%
がし0.8%
さかしくて0.8%
ショーア0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つもる雪もおなじく氷りて岩のごとく、きしの氷りたるはし次第しだいに雪ふりつもり、のちには両岸りやうがんの雪相合あひがつして陸地りくちとおなじ雪の地となる。
「もうじきわし停車場ていしゃじょうだよ」カムパネルラがこうぎしの、三つならんだ小さな青じろい三角標さんかくひょうと、地図とを見くらべていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
常陸ひだちの海がんあさ鰹船かつをふねの出かけをうつした印畫いんぐわを或る專門せんもん家に見せた時には、どうしてもそれが中學三年生のしろ人であるわたし撮影さつえい現像げんぞうつけにかゝるといふことをしんじてもらへなかつた。
向うがしに二階がある。表だけ見えて、欄干が左右へ……真中まんなかえのきの大樹があって仕切る、その二階がね、一段低くなってながれに臨んで、も一つ高い座敷が裏に有りそうなんだ、夢だからね、お聞き。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
容止みかほたかくさかしくて音辞みことばすぐあきらかなり。天命開別あめみことひらかすわけの天皇(天智天皇)の為にめぐまれたまふ。ひととなるに及びてわいわいしくて才学かど有り、もっと文筆ふみつくることこのむ。詩賦しふおこり、大津より始まれり……。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
この干満によって池は岸に対する自分の権利を主張し、かくてショーアはショーン(刈り取られる、の意)され、樹木は占有の権利をもってそれを維持することができない。