“山雉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまどり80.0%
やまきじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し其時は渡船の時間が切れてしまつたから非常の時に打つべき筈の鐘を鳴らして山雉やまどりの渡しの船を呼んだのだといつた。
旅の日記 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
鮎川から山雉やまどりわたしに行く間の峠道は、私の心を惹き寄せるには十分であつた。いかにも感じがラスチツクで好かつた。
旅から帰つて (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
坂上田村麿さかのうえのたむらまろが勅命を蒙って、百方苦戦の末、観音の夢のお告げで、山雉やまきじの羽の征矢そやを得て、遂に八面大王を亡ぼした。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)