“山径”の読み方と例文
読み方割合
やまみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一条ひとすぢ山径やまみち草深くして、昨夕ゆうべの露なほ葉上はのうへにのこり、かゝぐるもすそ湿れがちに、峡々はざま/\を越えて行けば、昔遊むかしあそびの跡歴々として尋ぬべし。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
その日も彼は女を背負って峠のあちら側の山径やまみちを登ったのでした。その日も幸せで一ぱいでしたが、今日の幸せはさらに豊かなものでした。
桜の森の満開の下 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
『郡村誌』は利根川の西岸から小烏帽子岳の麓を繞って越後への山径やまみちがあって、謙信馬返し岩というのがあると記している。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)