“屠殺場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とさつば50.0%
とさつじょう16.7%
とさつぢやう16.7%
はふりば16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハリからさがった縄の片方を、刑事たちがツナ曳きのように引っ張ると、重野の身体は足を上にして、まるで屠殺場とさつばの豚か何かみたいにつりさげられた。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
屠殺場とさつじょうかれていた牛の群は
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
彼のふところに眠る、娘のやうに大事な牝羊を持つた人が、誤つてそれを屠殺場とさつぢやうで殺したとしても、その人は、私が今自分のしたことを悔い歎く程には、その血なまぐさい失錯しつさくを悔いはしないだらう。
目路にかゞなふ、屠殺場はふりば
ふるさと (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)