“屈強”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くっきょう77.4%
くつきやう22.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、楽屋口から、肉じゅばんに、金糸のぬいとりのあるさるまたをはいた屈強くっきょうな男たちが、つぎつぎと、とび出してきました。
サーカスの怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
マルラ秘書は数名の屈強くっきょうな船員をひきつれ、いつのまにかクーパーのところへかえってきた。そして、籠城作業ろうじょうさぎょうをきびきびとやってのけた。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それがぼく出身しゆつしん學校がくかうなのです、四十幾歳いくさい屈強くつきやう體躯からだをした校長かうちやう大島氏おほしましは、四五にん教員けうゐん相手あひてに二百餘人よにん生徒せいと教鞭けふべんつてられます。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
屈強くつきやうな若者達が、船から運び出す荷を、をかに待つて居る人足が、言葉少なに受取つて、何處ともなく姿を消します。