“屁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
90.4%
4.8%
なら3.6%
へっ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾輩が臓腑はらわたのドン底のかすの出るところまで饒舌しゃべり尽してしまっても、わかったのか、わからないのかマルッキリ見当が付かない。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ところが御めえいざってえ段になると奴め最後さいごをこきゃがった。くせえの臭くねえのってそれからってえものはいたちを見ると胸が悪くならあ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
紡錘つむを持つて糸車のまへに坐るくらゐが分相応だよ! あれあ屹度、何だよ、誰かがおならをしたのか……それとも誰かのお尻の下で腰掛が鳴つただけのことさ。
小児こどもは騒ぐなよ。如何いかなるものが顕われようとも、涼しい顔で澄しておれ。が、俺がこう構えたからには、芋虫くさいへっぴり虫も顕われて出はすめえ。恐れをなすな。うむ、恐れを
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)